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ジャンルに拘らず、「雑記ブログ」として何でも記事にしていきます。

ロッドの製法を知ることで、各メーカーの技術を理解できるかも。「基本製法」編

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こんにちは。

にしっぴ〜です。

 

あなたはルアーロッドについて深く考えたことがありますか?

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最近は本当に多くのメーカーから多種多様なロッドが販売されていますが、果たして何がよくて何が悪いのかを理解して使用されている方はそれほど多くないと思います。

高級ロッドはいいに決まっていますが、ロッドそのものの知識を得ることで、自分に最適な1本を見つけることができるのではないかと思います。

あなたのロッド選びの参考にしていただけたらと思い、今回含め3回に分けて「ロッドの知識向上に向けたお話」をさせていただきます。

今回は、「基本製法」についてです。

なお、ここでお話させていただくことは僕がいろいろな書籍や人の話から得られた知識になりますので間違いがあるかもしれませんが悪しからず。

またここでの製法の説明は本当に大別した内容です。本来はまだまだ細かい工程があると思いますので、誤解されないようお願いします。

 

カーボンシートについて

カーボン繊維はアクリル繊維を高温で焼結して作られたものです。

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出典:トレカ®プリプレグ | トレカ® | TORAY

このカーボン繊維に樹脂(レジン)を混ぜてシート状にしたものをカーボンシートといい、通常このシートを「プリプレグ」と呼びます。

最近は低レジンや高密度カーボンなどの呼び名で、所謂「低樹脂カーボン」が全盛です。

プリプレグの樹脂量を減らしカーボン密度を上げることで、弾性が上がり細く軽いロッドを作ることが可能になります。

なお弾性については大変重要な話ですが、これについてはまたの機会します。

基本的なロッド製法について

それではロッドの製法についてです。恐らく各社とも基本的な製法については変わりないと思います。

1.マンドレルへの巻きつけ

マンドレルという芯金にプリプレグを巻きつけていく作業からロッド作りが始まります。

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出典:テーパー&シェイプの取材の話アレコレ | iwachan的釣果速報

あなたも1度は目にしたことがあると思いますが、あのバームクーヘンと同じような製法でロッドが作られます。

プリプレグの種類や巻き方の違いにより、多種多様な調子をもったロッドが作られます。

また、カタログの仕様にカーボン含有率という表記があると思います。
殆どが90%以上だと思いますが、残り%は横方向への補強のためにガラス繊維シートを巻きつけたりもしています。当然100%のものは横方向の補強までカーボンシートを巻いているということです。

ティップ部分までカーボンを巻くことは高度な技術がいるみたいですね。

2.テーピング作業

次にマンドレルに巻きつけたプリプレグ上にプリプレグ間の密着度を高めるためテープを巻きつけます。

このテーピング作業をしっっかり密に巻きつけることでより安定した強度を保つことが可能になります。

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ロッドをよく見ると一定間隔で螺旋状のスジが見えると思いますが、それはこのテープの跡なのです。ちなみにこのテープ跡が残っている状態のままのロッドを「アンサンドフィニッシュ」といいます。

3.焼き上げ作業

続いてテーピングまで行ったプリプレグを焼き上げる作業です。

この作業によりプリプレグ内の樹脂が硬化します。

先ほど低樹脂カーボンの話をしましたが、樹脂が接着剤の役目をしているため低樹脂カーボンを使用することは、高い技術が必要と言えるでしょう。

4.後工程作業に続く

ここからはマンドレルを抜き、テープを剥がす作業です。そしてここでやっと素材そのものが完成します。よく言われる「ブランクス』です。

このあとに継ぎ合わせ加工や表面の研磨、塗装、組み立て(ガイド、リールシート、グリップ)などへと繋がっていきます。

皆さんが店頭で目にするあのロッドの型になるまでには、多くの工程を経て製造されているのがわかりますね。

 

ここまでロッドの基本的な製法についてご説明しました。

次回からは、各社メーカーの技術についてのお話になります。

それでは、また。