サーフは「飛距離重視」。フラットフィッシングの現状について考えてみた。

こんにちは。

にしっぴ〜です。

僕のブログで度々記事にしている、サーフでのフラットフィッシングについて。

何度も申し上げていますが、週末におけるサーフの賑わいは異常としか思えないところですね。

と言っている僕もそのうちの一人なのですが…。

特に僕が住む静岡県浜松市の遠州灘は、津波対策として防潮堤工事が進められており、その関係からサーフへ進入できる箇所は本当に限られる状態です。

従って必然的にアングラーの数が膨れ上がる状況にあります。

このような中でのフラットフィッシングゲーム、当然誰しもが魚を釣りたい訳ですから、アングラーは各々があらゆる手段を駆使して、一匹魚のために試行錯誤しています。

特にここ最近は飛距離重視のルアーが台頭しており、多くのメーカーが最大距離〇〇メートルという謳い文句を武器に宣伝を行い、釣れるルアーというよりは売れるルアーを短いスパンでバシバシ販売してきていますね。

ということで、前置きが長くなりましたが、本日はこの飛距離重視のフラットフィッシングについて、僕が思うことを記事にしてみたいと思います。

飛距離重視の背景

ご存知だと思いますが、サーフにおけるフラットフィッシングというものは、あらゆる釣りジャンルの中でも、最も広大な範囲を対象フィールドにしている釣りです。

ポイントまで行けるボートならばいいですが、徒歩で釣り歩く以上、攻略範囲は限られます。

そんな中少しでも広範囲を狙うために、飛距離重視のルアーが台頭してきたのは必然と言えますね。

人よりも広範囲を探れれば、その分釣れる確率は上がりますので、アングラーはより飛距離が出せるルアーを選択するわけです。

しかしこの飛距離重視のフラットフィッシングは、いい事も悪い事も多くの影響を与えているのも事実です。

飛距離重視がもたらした影響

いい事について

取れる魚が多くなった

今現在フラットフィッシングは、メタルジグ系の重めのルアーが主流です。

このメタルジグはご存知のように鉛の塊で高比重のため飛距離が稼げます。

また、後方重心にすることで、誰でも簡単に遠くまで飛ばすことが可能になりました。

このことにより先程申したとおり飛距離を出し広範囲を探れることで、釣れる確率も上がりました。

そして、より手軽に高級魚を手にできるようになったことで、このフラットフィッシング人気に拍車を掛けたのではないかと推測しています。

メソッドの確立

メタルジグ系はミノーに比べてアピール不足になりがちなのが欠点です。

ただ単純に巻いているだけでは、魚からの反応も得られにくいところです。

そこでメソッドとして確率されたのが、ストップ&ゴーリフト&ファールなどの、巻きの中にファールを織り交ぜる方法です。

よく「ヒラメにはファールが効く」と言われますが、何もヒラメだけではなく、ルアーの対象魚全般にこのファールアクションが効くんのは周知のことです。

このメソッドが確立したことで、より魚との距離が縮まったといえます。

悪条件にも対応

サーフでの釣りは天候などの自然現象に左右されやすく、悪条件なことが多々あります。

波や風の影響をもろに受けやすいミノーに比べ、メタルジグ系はあらゆる条件下でも比較的対応範囲が広く、釣りを可能にしてくれます。

底あれしてない程度で荒れ模様のほうが、いいサイズがでる条件となることが多々ありますからね。

参入メーカーの台頭

メタルジグ系は鉛の塊のため比較的製造が簡単といえます。

溶かした鉛を形に流し仕込むだけで作れますので、形さえ決まれば誰でも作ることが可能です。

そしてこのことが多くのメーカーの参入を可能にしたのではないかと考えられます。

参入メーカーが増えれば、より良いものが出てくることが期待できます。

悪い事について

アングラーの質の低下?

今や飛距離は、釣れるルアーの条件の一つとなっています。

アングラー達は、メーカーやプロアングラーの達の過大広告に踊らされて、我先にと発売されたばかりのルアーを買い求めます。

そして現場で投げて巻くだけで釣れることで、あたかも自分が上手くなったかのような錯覚に陥ります。

別に釣れればそれで良いのかも知れませんが…。

何をいいたいのかと申しますと、メーカーやプロアングラー自身が一般アングラーの質を落としている可能性があるということです。

メーカー自体の質の低下

これは良かったことでも述べたメーカーの台頭が、デメリットにもなり得ることです。

メタルジグ系の構造上しかたのないことなのかもしれませんが、各メーカーとも模造品まがいのものが濫立しているということ。

後方重心、テールを振るアクション等々、ほぼ全てがこの部類です。

正直メタルジグそのものの性能は度外視で、売れるのは人気メーカーや人気プロアングラーで決まるといっても間違いないでしょう。

ゲーム性としての釣りが損なわれた

そもそもメタルジグは、ある程度水深のある場所で底まで落として巻き上げてくる縦の釣り(ジギングなど)で使用されるものです。

重量物を横方向に巻いてくること自体が無理な話である中、今のキャスティング用ジグはよく考えられて作られているのは事実。

しかしこれまでミノーを中心に釣りをしてこられた方にとっては非常に単純作業でつまらない釣りだといえます。

テクニカルなことは何もなく単純に重さを利用しただけの釣りであり、ただひたすら巻いて時々急速落下させる、何ともつまらない釣りといえます。

釣ったというよりも釣れたという感覚でしょうか?

人気フィッシングの代償

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これは今回のお題に限ったことではありませんが、ここでお話した全てに繋がってくることだと思います。

誰でも比較的簡単に高級魚が釣れてしまうということで、サーフでのフラットフィッシングは大盛況です。

特に週末のサーフは場所取りの争奪戦。ゴールデンタイムのマズメ時などは、数メートル間隔でアングラーが並び異様な光景です。

そこで当然起こるのは、様々なアングラーのマナーの悪さやアングラー同士のトラブルなど。

仕方のないことなのかも知れませんが、もう少しなんとかならないものかと思います。

一度ポイントに入ればそこから動くことすらできませんからね。これで釣れてもただのとしかいいようがないですよね。

このような状況ではフラットフィッシングにおける様々な知識もテクニックも必要ないものになります。

「そんなに釣りたいなら平日に行けばいいじゃん。」といわれそうですが、誰しもが可能ではない訳ですからね。

あと何年後かには、サーフでのフラットフィッシングが禁止になる地域もでてくるかも知れませんよ。

ひとごとのように記事にしましたが、当然僕自身もここで取り上げたことは、全てにおいて当てはまることです。

釣りは所詮遊びですから、そこまで深く考える必要もないのかもしれませんが、何れにせよアングラー全員が気持ちよく釣りができる環境づくりを皆さんで作っていけたらと考えています。

今回は飛距離重視をテーマに記事にしてみました。

まだまだサーフフラットフィッシングにおけるいい事、悪いことは多く存在します。

この先もまた話のネタにしてみたいと考えています。

それで、また。