こんにちは。
にしっぴ〜です。
突然変な画像を見せてしまい申し訳ございません。
先日浜名湖で釣ったキビレに、またしても寄生虫らしき白点が見つかりました。
これまで僕が浜名湖で釣った魚の中で、クロダイ、キビレ、シーバスに同症状が多々みられました。
知人に聞いたところ、寄生虫やら脂の塊やらといろいろな話があり確証がもてませんでしたので、自分自身で調べてみることにしました。
白点の正体について
どうやらこの白点は「クドア(粘液胞子虫類)」といわれる寄生虫の一種のようです。
魚の筋肉、腸管、心臓、脳など多くの部位に寄生し、ゴカイ類などの環形動物と魚類との間を行き来しながら寄生しているらしいです。
また、上に書いた魚に限らず多くの魚類に寄生するようで、浜名湖内でも他にも寄生している魚種が生息しているものと思われます。(特にヒラメ。)
ネットでこの写真をみた時はとりはだがたちました。
ここまで寄生するとは本当に恐ろしいの一言です。
人への影響について
ここが一番きになるところですね。
このクドアが寄生した魚を生(刺身など)で食べてしまった場合、食後数時間で一過性の下痢やおう吐などの症状が起こるとのこと。
ただしこのクドアにも多くの種類があり、全てにおいて食中毒を起こすものではないらしいです。
予防方法としては、マイナス20℃で4時間以上冷凍するか、75℃で5分以上加熱すれば食中毒を防止することができるとのこと。
僕たち個人で釣りをしているアングラーはまだしも、鮮魚を扱う商売をされている方たちは本当に気をつけなければならない問題だと思います。
クドアの生物学的特徴について
・感染海域が偏在している。
・感染時期に季節性がある。
・感染の進行とともに治癒する。
実際僕の友人たちも、浜名湖内で釣ったクロダイやキビレに、このクドアが寄生していたとの話を多く聞いています。浜名湖は偏在している場の一つかもしれません。
また特に夏場に多く発生するらしく、冬場の寄生は少ない傾向にあるとのことです。夏場は食中毒が多くの発生する時期です。夏が旬であるシーバスやクロダイなどは特に気をつけないといけませんね。
参考にしたサイト:クドア属粘液胞子虫について−食品安全委員会 食品の寄生虫 クドア・セプテンプンクタータ|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
以上に、クドアについてのお話でした。
いずれにしても魚を捌いてみて分かることですから、選別することは僕たちではできません。
もしこの症状に当たったら細心の注意を払う必要がありますね。
それでは、また。