こんにちは。
にしっぴ〜です。
先日、父と一緒に西伊豆の入間(いるま)というところへ2日間、沖磯のグレ釣りに遠征してまいりました。
グレ釣りは父の趣味で、普段ルアーフィッシングしかやらない僕にとっては、初のグレのフカセ釣り体験となりました。
どうも寒グレと言われるこの時期は、グレ釣りの中でも非常に難しいようで、釣れなくて当たり前なのだそうです。
結果的には2日間で数枚のグレを手にすることができましたが、そのフカセ釣りというものの繊細さや難しさを感じた釣行となりました。
本日はそのフカセ釣りで感じたこと、考えたことについてお話させていただきたいと思います。
前置きとして、僕はそのフカセ釣りなるものについての知識は持ち合わせておりません。TVなどで見たことはありますが、今回が初体験になります。
悪魔でも僕が感じたことですので、間違ったことも多くあるかと思います。また説明できる画像などがなく文章だけでは表現しずらいところもあると思いますが、そこのところはご了承ください。
目次
何と言ってもコマセと付け餌の同調が重要
出典:DAIWA : 4.メジナ(グレ)、クロダイ(チヌ)を自由自在にタナが探れるウキフカセで釣る – Web site
フカセ釣りの特徴としては、「コマセ」と言われる魚を寄せるための撒きエサと、針につけるオキアミを如何に同調させるかが、キモのようです。
いつものルアーフィッシングとは違い、コマセを巻くことで魚を寄せるため、確実(とは言えないかも。)にそこに魚がいるということが分かります。
しかし、グレ(メジナ)は非常に賢い魚でなかなか口を使わないようで、特にこの時期の寒グレは尚更のようです。
また、普段から多くの釣り人が上がる人気の磯では魚が警戒(スレ)するのは当然でしょう。
こんな状況の中グレを釣り上げるためには、先に述べた通りコマセと付け餌の同調が非常に重要になるということです。そして、これが最も難しいんです。
グレのレンジが分からない
出典:DAIWA : 4.メジナ(グレ)、クロダイ(チヌ)を自由自在にタナが探れるウキフカセで釣る – Web site
実釣では、2日間に渡りコマセに群がるグレを肉眼で確認することはできませんでした。水は澄み潮なのにです。
要するにグレがいるレンジが相当深いということです。
低水温期には魚の活性も落ちますし、より水温の安定した深場を好むのは当然で、魚が浮いてくることは一切ありませんでした。
浮下をどの程度にすればいいか?またグレがいるレンジまで付け餌が届いているのか?
正直、全く分かりませんでした。
刻々と変化する風と潮流
冬の時期の西伊豆は、もろに西風を受ける影響から磯に渡ることすら難しいものがあるそうです。
天候に恵まれ磯に渡れたものの、風は無風という訳にはいきません。
コマセの流れる向きで潮流を読み、風の影響によるラインの流れも考慮しながら釣りをしなければならないなど、その繊細さはルアーフィッシング以上に頭を使う釣りだと感じました。
釣果に繋げるために、実践したこと
「これらの問題に対してどう実践したか?」についてまとめました。
考えた通りにできたのかは不明ですが、改善のための手段として、つぎのことを実践しました。
コマセと付け餌の同調について
最初は、付け餌を入れてからコマセを投入していました。この場合鈎の重さから付け餌が先に沈み、コマセがその後から落ちてくるのではないかと考えました。当然ラインなど仕掛けによる抵抗も考えられますが…。
そこを考慮して実践したのが、まずコマセを撒いてある程沈下させてから付け餌を投入することで、よりコマセの中に、付け餌を同調させることができるのではないかと考えました。
グレのレンジについて
これについては、正直最後まで全く分かりませんでした。
この状況を攻略するために実践したことは、水深が分からない中でもよりウキ下を長めに取ること。根掛かりは覚悟の上です。
そしてコマセの中を付け餌が同調しながら沈下していくイメージで、グレのレンジまで付け餌を運ぶ方法を取りました。
水中で思い通りになっていたかは不明ですが、この方法ならあらゆるレンジでグレを捉えることが可能と考えました。
風と潮流への対応
潮流への対応については、コマセが流れていく方向である程度の検討がつきますので、潮流の早さに応じて撒くポイントやタイミングを図ることが可能です。
風への対応については、ルアーフィッシングでもよく用いられるラインメンディングを行うことと、竿先をなるべく海面に近づけることにより風でラインを取られないよう対応しました。
結果は?
父や他の人とは比較できないほどの釣果でしたが、初体験としては満足いくものではなかったかと思います。
ルアーフィッシングではある程度の経験があるため、かえってその知識が邪魔をしてしまうこともありますが、今回の釣りでは空っぽな状態のため、色々と考え工夫することができたのではないか思います。
フカセ釣りは、ぼくが思っていた以上に奥の深い釣りだと感じました。
もしかしたらルアーフィッシングよりも頭を使う釣りかもしれません。
もっともっとこの釣りを勉強したいと感じた次第です。
それでは、また。