こんにちは。にしっぴ〜です。
先日嫁さんが、飲み会で「アワビを食べた」と自慢しながら帰ってきました。
出典:画像 : 日本最大級の高級貝類のアワビ(鮑)の真価 – NAVER まとめ
その会話の中で、「思ったより小さかった」との嫁さんの一言を聞き、「それってトコブシじゃないの?」という言葉が思わず出てしまいました。
アワビとトコブシが似ているところまでは、知っていましたが、その違いについて全く知らなかったためそれ以上の説明ができなかった僕。
両者の違いについて、見比べや食べ比べる環境でもあればいいのですが、そんなものあるわけありません。
いい機会でもあるので、アワビとトコブシの違いについて調べてみることにしました。
アワビ、トコブシの基本
ともに日本海全域や太平洋側にも生息しています。アワビは20mぐらいまでの深い場所にも生息しているようですが、トコブシは比較的浅場に生息しているとのことです。
アワビの語源は、諸説あるようですが、「あわぬみ(不合肉)」の意味で貝殻と身が合わない、「あはすみ(合肉)」の意味で貝殻と身がぴたりと合うなどからきているようです。
トコブシについては、岩床にいつも伏しているから「床伏し」というところからきているようです。
どちらも昔は磯で手軽に取れたようですが、現在は激減し高級なものになってしまいました。
大きさの違い
僕が唯一知っていたのは、大きさの違いだけです。
大抵の方がご存知だとは思いますが、アワビが大きく、トコブシが小さいのは常識ですよね。
アワビは殻の大きさで20㎝前後位になるそうです。
また、トコブシは殻の大きさで7㎝前後、大きいものでも12㎝位が最大のようです。ここまで大きくなると見分けが付かなくなりそうですが、12㎝より大きい個体は、全てアワビと判断して良いということでしょう。
どちらもミミガイ科の貝のようで、種類による違いで呼び名を変えているとのこと。地域によっては、アワビの若く小さな個体をトコブシとして販売しているところもあるようです。
殻の違い
アワビとトコブシの判断基準として最も違いが分かるのが、殻の孔(呼水口)の数だそうです。
アワビはこの孔の数が、大体4から5個で煙突状のかたちをしているのが特徴です。
トコブシは、孔の数がアワビよりも多く、6〜9個ぐらいで殻の平面に穴があいているのが特徴です。
殻のなかにはフジツボなどが付着しているものも多く、見た目で判断できないものもあるとのことです。
食味の違い
アワビの旬は夏、トコブシは春から初夏となっています。
一般的にアワビは、食感が強く、磯の香りが強いとされていて、トコブシは生でも柔らかく熱を通しても硬くならないとされているようですが、実際のところ食べ比べても違いが分からないのが本当のようです。
両者の違いがわかる人は、かなりの食通とのこと。
僕のように人生で数回しか食べたことのないような方には、到底知り得ない味ということでしょう。
うちの親父は、昔たらふく食べたと豪語していますが、僕は食べた記憶がありません…。
以上、本日はちょっと気になったアワビとトコブシの違いについてお話しました。
次回両者を食べ比べるときがきたら、じっくり味わってみたいものです。その次回はいつのことやら…。
それでは、また。